イラストに陰影をつける

影ができる部分を描くレイヤ作成

色を塗ったレイヤーの上に、影が出来る部分を描くレイヤを追加する。


通常通りレイヤーを追加して、レイヤーの名前を「影が出来るところ」に変更。
そのうえで、レイヤーモードを「乗算」に設定。
さらに、影は色を付けた部分以外には出来ない（描かない）ので、こういう時に「下のレイヤーでクリッピング」。

これで、「影が出来るところ」レイヤー（乗算レイヤー）に色を付けると、その部分の色が暗くなるので 影のように見える。

影を描画するレイヤーを、薄めの灰色 （R:185, G:185, B:185）で 塗りつぶすと、次のように色が着いているところだけ、影のように暗い色になる。
　

影を描画する色は、暗ければ暗いほど影も濃くなる。（黒で影を描くと真っ黒になる・・・）

光が当たる部分を描くレイヤを作成

色を塗ったレイヤーの上に、光が当たる部分を描くレイヤを追加する。


通常通りレイヤーを追加して、レイヤーの名前を「光が当たるところ」に変更。
そのうえで、レイヤーモードを「スクリーン」に設定。
さらに、光は色を付けた部分以外には当たらない（描かない）ので、こういう時に「下のレイヤーでクリッピング」。

これで、「光が当たるところ」レイヤー（スクリーンレイヤー）に色を付けると、その部分の色が明るくなるので 光が当たっているように見える。

光が当たるを描画するレイヤーを、濃いめの灰色 （R:100, G:100, B:100）で 塗りつぶすと、次のように色が着いているところだけ、光が当たっているように明るい色になる。
　

光が当たるところを描画する色は、明るければ明るいほど白っぽくなる。（白で光が当たるところを描くと真っ白になる・・・）

影や光が当たる部分を描く

【影を描く】
影を描く場合、図形塗りつぶしツール（自由な塗りつぶし or 多角形ぬりつぶし）で描画して、ぼかしペンでなじませる。


また、水彩画ペンのようなうっすらと色が着くペンで濃さを見ながら影を描くと、次のような感じになる。
※ この方法は、広い範囲を塗りつぶすような影よりも、ペンのサイズを小さくして、細い影を描画する場合に便利。



【光が当たる部分を描く】
光が当たる部分を描く場合も同様に図形塗りつぶしツール（自由な塗りつぶし or 多角形ぬりつぶし）で描画して、ぼかしペンでなじませる。
ただ、光が当たる部分は、影のように境界がくっきり出るわけではないので、2段階くらいに明るさをかえて描画する。


また、影と同様に、水彩画ペンのようなうっすらと色が着くペンで濃さを見ながら描画してもよい。
※ この方法は、広い範囲を塗りつぶすよりも、ペンのサイズを小さくして、細いところに光を充てる場合に便利。